ソニーインタラクティブエンタテインメント、Microsoft、LG Electronics、VIZIOが参加しているHDR Gaming Interest Group(HGIG)は16日、HDR対応ゲームの体験が、様々な環境で適切なレベルで担保されるようにするガイドライン「HDR Game Content Production and Distribution Guidelines」を提案。ゲームとTV/ディスプレイメーカーから、HGIGに賛同した企業が共同でまとめた。

ソニーやMSらが“ゲームのHDR用ガイドライン”。様々なゲーム機/モニタで体験担保 – AV Watchより


 HDRは映像表現に大きな進歩をもたらす一方で、ディスプレイに求められる性能も高くなり、場合によっては「HDRにしない方がよほどよかった」なんてことも起こり得る。


参考:HDR考/続・「4Kマスターではない」等のUHD BDをどう捉えるべきか


 映画をはじめ純粋な映像コンテンツでさえHDRをどう扱うかで未だに試行錯誤が行われているなかで、ゲームのHDRはいったいどうなるのだろうと思っていたら、今回のニュースである。
 この手のガイドラインは得てして(UHD BDにおけるULTRA HD PREMIUM認証のように)必ずしも最終的な表示品質を保証するものではないが、HDRに対応するゲームタイトルが徐々に増えつつあるなかで、一定の指標が示されるのは素直に歓迎すべきだろう。

 そもそも「ゲームにHDRは必要なのか」という議論があるのかもしれない。
 それに対して私は、「ゲームにHDRは大きな効果をもたらす」と胸を張って言いたい。『Horizon Zero Dawn』と『ゴッド・オブ・ウォー(2018)』の2タイトルはいわゆる「グラフィックの質」とは異なる「画の質」の凄みを体感させてくれたし、特に後者は私が今まで見てきたすべてのUHD BDを含めて最高峰ともいえるHDR表現を魅せてくれた。
 ちなみに公開された資料の中でサンプルとして使われているタイトルは『グランツーリスモSPORT』。実際にHDRが素晴らしく活きるタイトルである。実際にプレイしているからわかる。

 関心を示している企業にはソフトメーカーとハードメーカーの両方が名を連ねており、今後このガイドラインが有効に活用されていくことを期待したい。



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